logo
長崎市医師会看護専門学校
The Nursing School of Nagasaki City Medical Association

学校評価

長崎市医師会看護専門学校 第2看護学科自己評価

令和5年度自己評価

自己評価の方法と結果

厚生労働省による看護師等養成所の教育活動に関する自己評価指針を参考に評価項目を設定し、9つのカテゴリーからなる100項目について全学科の教員が回答しました。評価基準は「4:当てはまる」「3:やや当てはまる」「2:あまり当てはまらない」「1:当てはまらない」の4段階順序尺度で行いました。9つのカテゴリーの平均値を以下のレーダーチャートに示しています。得られた結果を学科別に分析し、改善点と改善計画を明示し取り組んでいます。

令和5年度自己評価結果・次年度改善策立案

自己評価(教員)
改善する項目

【Ⅶ:地域社会】[1.地域社会への貢献とニーズの把握]
 [93:看護職教育活動を通して地域社会への貢献を組織的に行っている]
 [97:自養成所は地域内における諸資源を学習・教育活動に取り組んでいる]

改善する根拠

 [Ⅶ:地域社会]に関する項目において、平均値が昨年より2.8から2.6と低下し、全項目の中で最も低かった。
 [93]については、長崎くんちの庭先回りの旗持ち、医療職者を対象とした災害初期対応研修の負傷者役、障害児施設や訪問看護利用児・者のピクニック等、地域からの協力要請に希望した学生が参加している。本学科の学生は勤労学生の為、参加が少ないことから、50%の教員が「あまりあてはまらない」と回答している。近年は協力要請が増加していることから、学生の主体性を尊重しつつ積極的に働きかけていきたい。[97]は66%の教員が「あまりあてはまらない」と回答している。地域の大学や実習病院、実習施設、地域包括支援センター等の方に講義していただいており、現在の地域の現状を知る機会となっている。また、実習施設は地域の病院、健診センター、訪問看護ステーション、通所介護施設、子育て支援センター、保育所であり、実習前後に各施設で協議会を開催している。地域資源の活用に対する教員の認識に違いがあったことも低評価となった要因の一つと考える。教育活動における地域との連携を、教員個々の情報にとどめるのではなく教務会等で共有し、教員全体で理解を深める必要がある。

改善策

【Ⅶ】[93]については
 ・地域からの協力要請についての周知と学生参加の調整を行う
【Ⅶ】[97]については
 ・地域社会の諸資源を含んだカリキュラムの運用を継続する

自己評価(学生)
改善する項目

【Ⅲ:教育課程について】
 [13:臨地実習施設は、実習目標を理解している]

改善する根拠

 [13]の項目において、平均値が昨年3.2から2.7と低下しており、38%の学生が「思わない」「あまり思わない」と回答している。臨地実習の指導効果を高めるためには、実習施設、特に実習指導者との連携が必要不可欠である。学校と実習施設が本学科の教育目的に揚げている、地域社会に貢献できる看護実践者を育成するという目標に向かって、どう連携していくかが重要と考え、実習前に病院に出向いて実習協議会を開催している。その中で教育内容や方法を理解していただくには限界がある。そこで今年度は、実習指導者との交流会を開催した。終了後のアンケートの結果「今後の実習指導に役立つ」が86%であり、交流会は効果があったといえる。今後も継続していきたい。

改善策

【Ⅲ】[13]については
 ・実習施設との交流会を継続していく
 ・評価表を用いて実習指導者との中間評価を実施する

上へ戻る