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長崎市医師会看護専門学校
The Nursing School of Nagasaki City Medical Association

学校評価

長崎市医師会看護専門学校 第1看護学科自己評価

令和5年度自己評価

自己評価の方法と結果

厚生労働省による看護師等養成所の教育活動に関する自己評価指針を参考に評価項目を設定し、9つのカテゴリーからなる100項目について全学科の教員が回答しました。評価基準は「4:当てはまる」「3:やや当てはまる」「2:あまり当てはまらない」「1:当てはまらない」の4段階順序尺度で行いました。9つのカテゴリーの平均値を以下のレーダーチャートに示しています。得られた結果を学科別に分析し、改善点と改善計画を明示し取り組んでいます。

令和5年度自己評価結果・次年度改善策立案

自己評価(教員)
改善する項目

【Ⅲ:教育課程経営】〔6:教員の教育・研究活動の充実〕
 [33:自学科は授業準備のための時間をとれる体制を整えている]
【Ⅷ 地域社会】〔1.地域社会への貢献とニーズの把握〕
 [93看護職教育活動を通して地域社会への貢献を組織的に行っている]

改善する根拠

 [33]の項目において、80%の教員が「あてはまらない」と回答しており「日中は臨地実習後に学内に戻り授業やクラス担任などの業務を行っている」と意見を述べている。近年、看護教員の就業時間終了後の勤務は、恒常化している。学生の質も変化し、個別指導に関わる業務は過密となっている。さらに、コロナ禍での授業や実習内容の変化、学習環境の調整など不測の事態の対応で、勤務環境は一層厳しくなっている。そうした中で、個々の教員にとって授業準備のための時間の捻出は喫緊の課題である。教員間で協力・協働する体制を構築し、時間の確保を促進していく。

 [93]の項目において、平均値が昨年より3.3から2.9と低下している。教員の33%が「あてはまらない」と回答している。新カリキュラムとなり「地域・在宅看護論」の講義において、フィールドワークを行い地域の暮らしのニーズを把握する教育に取り組んでいるが、その後の活動までには至ってない。コロナ下で活動が制限されていたことも要因と考える。社会貢献の一環として献血製剤を必要とする方の尊い命を救うため、学生は毎年献血に参加している。それ以外にも、自治会を中心に学生主体で地域活動への取り組みをしていく予定である。今後は、地域社会へ貢献していくという学生の意識を高め、活動の幅を広げていきたい。

改善策

【Ⅲ】[33]については
 ・教員間で意見を出し合い、協力・協働体制を作っていく

【Ⅷ】[93]については
 ・教育活動の中に地域社会を意識した取り組みを検討していく

自己評価(学生)
改善する項目

【Ⅶ 学校生活支援体制について】
 [31:進路選択への支援体制は整っている]

改善する根拠

 [31]の項目において、平均値は昨年同様2.9であった。学生の23%が「思わない」「あまり思わない」と回答している。令和5年度から、学生が専門職を目指すうえで、必要な能力や知識を身につけるだけでなく、看護職として求められる態度や価値観を育てるために、キャリア形成を考えていくことが重要と考え、低学年からのキャリア教育に力を入れている。その一環として学生が気軽に就職・進路を相談し、支援を受ける機会を増やした。今後も各学年に応じた支援体制を強化していく。

改善策

【Ⅶ】[31]については
 ・1年次からキャリア教育を計画的に行い、就職・進路について相談しやすい環境をつくる

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